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2007年11月

2007年11月28日 (水)

IXYデジタル“究極の仕様”…次の展開は?
『キヤノンIXYデジタル2000IS』

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前モデルのIXYデジタル1000と同様、外装にチタン素材を採用。その独特の質感&フォルムは、フラッグシップモデルに相応しいもの。ボディサイズの幅は、他のIXYデジタルよりも少し長め。

 『キヤノンIXYデジタル2000IS』は、IXYデジタルシリーズの最上位機種である。連続した曲面で全体を構成する「カーバチャーデザイン」を採用し、ボディ素材には堅牢かつ耐蝕性に優れた純チタンを採用。その“佇まい”は、まさに最上位機種に相応しいモノ。…といっても、カーバチャーデザインは3代前の「IXYデジタル600」から採用されてるし、純チタン素材も前モデル「IXYデジタル1000」から採用されてるから、あまり新鮮さは感じないけどねー。

 それでも、IXYデジタル1000には搭載されてなかった光学手ブレ補正機構「IS」が搭載されたのはウレシイし、独立した再生ボタンが設けられたのも便利。しかも、光学ズームの倍率も、3倍から3.7倍に引き上げられている。そう、望遠側にズームした際に「もう一伸びする」感覚があるんだよねー。

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少し前に撮影したキンモクセイの花。133ミリ相当の望遠端だと、開放F値が5.8と暗めになるのが残念。でも、効果の高い光学式手ブレ補正「IS」のおかげで、遅めのシャッター速度でもブレなくシャープに写せた。 ◆キヤノンIXYデジタル2000IS 133ミリ相当で撮影 Pモード -0.7補正 f5.8 1/20秒 WB太陽光 ISO200 JPEG

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こうやって上から見ると、かなり丸みを帯びたボディなのがわかる。でも、底部分も丸みを帯びてるのは少し困るナァ。芝やじゅうたんなど軟らかい場所に置いた場合に不安定になるからサ…。

 画質も最上位機種に相応しい。他社の同クラスの1200万画素機と比べても、ずば抜けてシャープで高精細! まあ、周辺部は少しアマくなるけど(IXYデジタルシリーズの共通のクセ)、画面の主要部分の画質は、同社の「パワーショットG9」に迫るハイレベルなものである。

 この他、約23万画素の高精細な「クリアライブ液晶」の採用や、フェイスキャッチテクノロジー、顔認識対応フォーカスチェッカー、フレームサイズ変更可能な1点AiAF、1024×768のラージ動画…などなど、高度な機能がてんこ盛り! そう、広角側が28ミリ相当じゃないのと(36ミリ相当)、マクロモードの最短距離が5㌢と平凡(IXYデジタル810ISは2㌢)な点を除けば、スペック的には最も充実したモデルなのである。

 まあ、個人的には「ちょっと面白みに欠けるかナ」とも感じる。「カーバチャーデザイン&チタン」の外装は、キライじゃないけど“見飽きた感”は否めない。同じデザイン&素材なら、もう少し色を変えるとかの工夫は欲しい。そう、カラーバリエーションで「ブラック」とか欲しいねぇ~。そして、最上位モデルらしく“脱プログラム専用”も目指して欲しい。MFモードと、マニュアル露出(現在のマニュアルモードではなく、絞りとシャッターが自由に設定できるマニュアルね)を搭載するだけで、これまで以上に“最上位らしいモデル”になると思うけどね。

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感度設定がオートだと、状況に応じて自動的に感度がISO200までアップする。さらに感度がアップする「高感度オート」もあるけど、画質を考慮するならオートで使った方が無難だね。 ◆キヤノンIXYデジタル2000IS 133ミリ相当で撮影 Pモード f5.8 1/160秒 WBくもり ISO200 JPEG

W071128_5 よく買物をする新宿西口の“アノ店”の横から、夕暮れのビル群を撮影。手ブレ補正機能の有り難さを実感する場面であ~る。 ◆キヤノンIXYデジタル2000IS 36ミリ相当で撮影 Pモード -1補正 f2.8 1/10秒 AWB ISO200 JPEG

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2007年11月25日 (日)

修善寺で「プチ紅葉撮影」を楽しむ
『キヤノン パワーショットG9』

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 一昨日(23日)、ロケで伊豆の修善寺を訪れた。3連休の初日、しかも天気も良好とあって、この山間の狭い観光地は、多くの観光客と車でごった返していた。うううっ、混雑ってキライだよぉ…。修善寺は好きな場所だけど、仕事でなきゃこんな「バッド・タイミング」では来ませんわな(苦笑)。

 でも、ロケの合間に、持参した『キヤノン パワーショットG9』で、少しだけプライベートの紅葉撮影を楽しんだ。このカメラは、あまり小振りなカメラじゃないけど、一眼レフや高倍率ズームのような“出っ張り”部分が少ない形状。だから、収納性は意外と高いのよ。今回のようなサブ的な使い方では、この収納性の高さは大きな魅力なんだよね。

 このパワーショットG9、広角側の画角が「35ミリ相当」なので、広角らしい絵作りがしにくいのが残念な点。でも、その点を除けば、かなり満足度は高い。望遠側は210ミリ相当までカバーするし、手ブレ補正機能の性能もかなり高い。でもって、特別なコトはしなくても“色鮮やかな再現”が可能なのもイイね。そう、被写体や光線がイイ感じなら、ビビッドに設定しなくても十分に色鮮やかなんだよね。ただし、日陰部分などで「色調がアヤシイなー」って感じたら、ホワイトバランスをAWBから太陽光に変えた方がいい。それだけで、驚くほど鮮やかな色再現になるからサ。

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◆キヤノン パワーショットG9 35ミリ相当で撮影(マクロモード) Pモード f2.8 1/60秒 AWB ISO100 JPEG

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◆キヤノン パワーショットG9 118ミリ相当で撮影(マクロモード) Pモード f4.0 1/200秒 WB太陽光 ISO640 JPEG

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◆キヤノン パワーショットG9 35ミリ相当で撮影 Pモード f4.0 1/80秒 WB太陽光 ISO80 JPEG

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◆キヤノン パワーショットG9 35ミリ相当で撮影 Pモード -0.7補正 f4.0 1/125秒 AWB ISO80 JPEG

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2007年11月23日 (金)

作品を通して各機能の価値&特性を実感!
『オリンパスE-3』実写レポート④

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 シンプルかつ重厚感のあるE-3ボディ。トレンド機能になってきたライブビューや、その機能がフルに生きる2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターなどが採用されている。それら数々の機能や仕様は、通り一遍なテスト撮影だけでなく、実際の現場(仕事撮影や作品づくり)をおこなう中で、本当の便利さや価値が実感できる。
「ああ、この機能はこんな状況で使えばイイんだな」とか「このカメラの画質特性なら、この程度の撮影条件なら、設定を変える必要はないナ」…といった感じにねっ!

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晴天の日陰ってかなり色温度高いから、AWBで撮ると青みの強い色調になるカメラも多い。でも、このE-3のAWBはこういうキビシイ条件でも、けっこうイイ感じの色調になるケースが多かった。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(27ミリで撮影) Aモード +0.7補正 f5.6 1/160秒 AWB ISO100 JPEG

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秋の青空に映える“逆光の柿の葉”を、太陽も取り入れながら撮影。当然、太陽の階調はぶっ飛ぶけど、その近くの空の階調はあまり飛んでない事に感心した。このように「ハイライトが飛ばずに粘ってくれる」と、絵作りは随分と楽になる。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(12ミリで撮影) Aモード f11 1/125秒 AWB ISO100 JPEG

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レンガの石畳に落ちるバラの花弁を、地面の近くから狙って、臨場感を高める。こういう場面でライブビューが有効なのは言うまでもない。そして、2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターによって、さらにモニターが見やすくなる。そう、タテ画面でも楽々~! ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(19ミリで撮影) Aモード f8 1/50秒 WB晴天 ISO400 JPEG

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いちど雲に隠れた太陽が、もう少しでまた出てくる。その直前、青空に“太陽光の帯”が出現! 雲の縁(フチ)の輝きもドラマチック。それらの光にメリハリをつけるため、コントラストを+2に設定。かなり慌しい状況だったが、スーパーコンパネ表示上から設定したので、迅速かつ確実に設定できた。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(49ミリで撮影) Aモード f11 1/400秒 WB晴天 ISO100 JPEG

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2007年11月20日 (火)

E-3に相応しいハイレベルな新標準ズーム
『オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD』

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広角24ミリから望遠120ミリまでと、一般的な標準ズームよりも広い範囲(画角)をカバーするのがウレシイ。しかも、開放F値も変動タイプながら明るめ…。焦点距離と明るさのバランスが絶妙!

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◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(12ミリで撮影) Aモード -1補正 f11 1/30秒 WB晴天 ISO160 JPEG

 E-3と同時デビューの『ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD』は、オリンパス初となる超音波駆動方式SWD(Supersonic Wave Drive)のAFを搭載する新標準ズーム。E-3ボディと同様に、注目度の高い製品なんだよね。35ミリ判換算で24~120ミリ相当…。う~ん、実にオイシイ焦点域をカバーしてるなぁ。24ミリ相当なら本格的な広角効果(画角の広さ、遠近感の強調、など)が期待できるし、120ミリ相当なら100ミリ前後よりも“もう少し寄った感じ”で撮影できる。でもって、最短撮影距離も「0.25㍍」と、十分に満足できる値。

 しかし、ボクが持ってる「ED 14-42ミリF3.5-5.6」と比べると、かなり大きくて重いネ。14-42ミリは「フィルター径58㍉・全長61㍉・重さ190㌘」だけど、12-60ミリは「フィルター径72㍉・全長98.5㍉・重さ575㌘」だもん。そのぶん、ボリューム感のあるE-3ボディとのバランスは良好! ちなみに、この12-60ミリのサイズや重さは、ニコンのAF-S VR ズームニッコール24-120ミリF3.5-5.6Gに近いのよ(フィルター径72㍉・全長94㍉・重さ575㌘)。そして、AF時の快適さは言うに及ばず、MF時のリングの操作性や感触も、14-42ミリと比べて、12-60ミリは明らかにワンランク上なのだなー(14-42ミリもコンパクト軽量タイプの中では良好な部類に入るけど)。また、ハイグレードタイプの製品で、防塵・防滴性能が高いのも大きな魅力である。

 でもって、実写性能は…これで悪かったら怒るよねぇ(笑)。いや、実にハイレベルで安定した描写だったヨ。広角域から望遠域まで、そして絞り開放付近でも、特にアラらしいアラは確認できなかった。ZUIKO DIGITALには他の標準ズームもあるけど(高倍率ズームの18-180ミリも含め)、ズーム域・開放F値・サイズと重さ、AF性能・描写性能、それらを総合すると、この「ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD」が現時点で“E-3にベストマッチ”なのは間違いない。

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この12-60ミリをボクのE-510ボディに装着してみました。…うーん、ちょっとレンズの大きさが気になるなぁ。E-3ボディにはちょうどイイんだけどねー。

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◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(60ミリで撮影) Aモード f4.0 1/80秒 AWB ISO400 JPEG

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2007年11月16日 (金)

E-510と比較しながら画質傾向をチェック!
『オリンパスE-3』実写レポート③

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雲ひとつない「文句ナシの晴天」。基本的な画質チェックをするには最適な条件ですナァ~!

 いろんな新機能を搭載し、プロフェッショナル基準の仕様…。と、この『オリンパスE-3』は見所満載のカメラである。それは多くの人が認めるところだろう。でも、「実際の写りはどーなんよ?」という素直な疑問も忘れちゃイケナイ。ということで、所有するE-510と同条件での比較も織り交ぜながら、E-3の画質傾向を“ボクなりに”チェックしてみたいと思いマス!

☆ AWBの傾向 ☆

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E-3のAWB(オートホワイトバランス)は、光源センサーと撮像センサーが、自動的に白い色を判断して、全体の色のバランスを調整する…とのこと。もちろん、すべての条件で「最適な色」とはいかないだろうが、室内や日陰とかで撮影しても、なかなかイイ感じの安定したホワイトバランスだと思った。意外かもしれないが、一般的に言って、晴天の順光風景って、けっこう“AWBのクセ”が出るんだよね。このE-3でも、AWBと晴天の写りを比較すると、路面部分(日向と日陰の両方)がマゼンタっぽくなってるのがわかる。そして、木立の葉も少し赤っぽく(黄色っぽく)なっている。でも、このくらい適度な赤みがある方が、肉眼の感覚に近いんだけど…。まあ、主に風景写真を撮る人なら「晴天」を基本にした方が間違いはないとは思うけど。

☆ 階調再現 ☆

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E-510と比較しながら、E-3の階調再現の特性をチェックしてみた。チェックの際のポイントは「ハイライト側の階調がとのくらい粘るか?」ということ。…というのも、E-510を使っていると「ちょっとハイライトが白飛びする傾向があるなぁ」と感じるんだよね。使用レンズは「ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD」で、仕上がりは「NATURE」に設定。ISOは100で、ホワイトバランスは晴天。以上の設定に揃えて、プラス1の露出補正をして、洋館風の建物のハイライト部の白飛び傾向や、日陰部分の階調再現などをチェック! カメラの違いでビミョーに色調は違うけど、空の深みや画面左下の階段などを見ると、露出レベル的には“ほぼ同じ”。でも、日陰部分の明るさ(暗さ)や階調を見ると、E-510の方がメリハリがついてるというか、暗くなっているのがわかる。

☆ 階調再現(ハイライト部) ☆

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はい、上と同じ画像から、白飛びを起こしている洋館の屋根部分を拡大してみましたヨ。でもって、画像閲覧ソフトの「ハイライト表示機能」を使って、白飛びを起こしてる(露出オーバーで階調が失われている)部分を赤く表示させてみた。こうやって見ると、前面部(楕円のプレートがある面)はそう差は見られないけど、側面部(左側)の白飛び部分に差が見られた。そう、E-510よりもE-3の方が白飛びしている面積が少なかったんだよね。

☆ 仕上がり設定 ☆

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「仕上がり」の設定によって、色鮮やかさが変わってくるワケだけど、このE-3の場合、標準的な「NATURE」と、鮮やかな「VIVID」との差は、思ったほど大きくなかった(まあ、E-510も同じような傾向だけど)。だから、どっちを選んでも「失敗だった!」というコトにはなりにくいだろう。でも、全体的に派手な絵作りをするカメラじゃないので、風景写真などでは「VIVID」を常用するとイイかも…。ただし、被写体の色がどぎつい高い場合には「NATURE」や「FLAT」に設定する必要はある。ちなみに、使用レンズは「ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD」で、ホワイトバランスは晴天。露出補正はナシ。

☆ 超高感度のノイズ特性 ☆

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日陰にある鉢植えの花を、最低感度のISO100から最高感度ISO3200まで感度を変えて撮影。同様の条件でE-510も撮影して(E-510の最高感度はISO1600)、超高感度時の画質をチェックしてみた。

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ピントを合わせた花のシベを中心に部分拡大。そして、ボケている背景部分などで、ノイズ特性などをチェック! まず、E-510とE-3に共通するISO1600だが、全体的にE-3の方がツブが細かくて滑らかに感じられる。まあ、見る部分によって、その感じ方は違ってくるけどネ。そして、E-3の最高感度ISO3200は、さすがにISO1600よりも粒状感が出てくるけど、ISO3200の画質としては、けっこう上質じゃないかと思う。E-510のISO1600の画質と比べても、そう大きな差は感じない。E-510の画像処理が“ツブをややボカしぎみ”なのに対して、E-3の画像処理は“ツブを自然に残した”仕上がりなので、E-3の方がシャープに見える。ちなみに、使用レンズは「ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD」で、仕上がりは「NATURE」に設定。絞り優先オートでF5.6に設定。露出補正はナシ。ホワイトバランスは曇天。

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2007年11月14日 (水)

高倍率ファインダーがMFを快適にする
『オリンパスE-3』実写レポート②

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E-410やE-510よりも高さのあるボディなので(約25㍉ほど)、「ZUIKO DIGITAL ED14-42ミリF3.5-5.6」のような細身レンズとの視覚的バランスはイマイチかなぁ…。でも、この35ミリF3.5マクロは、小振りだけど丸みを帯びたデザインのせいか、なかなか粋でイイ感じ~♪

 この『オリンパスE-3』が、E-410やE-510と違うのは…あ~、いっぱいありすぎるなぁ~(笑)。その中で、ボクが最も重要視するのは“ファインダー性能”かな。「最高級」、「フラッグシップ」、そして「プロフェッショナル」。これらの称号を与えられるカメラは、どれもファインダー性能が高い。高精度なガラスプリズムを使用した、明るくてキレの良いファインダー像。そして、高倍率で視野率は100㌫!! それによって、撮影時の集中力が高まる…というか、フツーの感覚で作画できるようになる。35ミリ判より小サイズのデジタル一眼レフって、ファインダー倍率が低いカメラが多いから“小窓を覗く”ような感覚になる。でも、倍率1.15倍のE-3なら、かなりフツー感覚なんだよね。まあ、これはフォーサーズ機の数値なので、APS-C機とは単純比較できないけどネ。

 ちなみに、実際のファインダー枠の大きさを他機種と比べると、これまたファンダーが大きくなったニコンD300と同等なのよ(アスペクト比の関係で、ヨコはD300が大きく、タテはE-3が大きい)。…って、これは以前にも書いたけどね。んで、前回、神代植物公園で伊達淳一カメラマンと遭遇した時、彼はニコンD3と一緒にD300も持ってたので、実際にE-3とD300のファインダーを見比べてみましたヨ。両カメラをタテに構えて、右目でE-3のファンダーを覗き、左目でD300のファインダーを覗く…。お~、まさにその通りの大きさ! でも、こんな格好でカメラ覗いてるボクって変ですか?(苦笑)

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主役はブラシのような真っ赤な花…ではなくて、その手前の細い葉。ピントはその葉の先端に合わせる。これぞまさに“点のピント位置”だ。こういうシビアなMF撮影では、ファインダースクリーンの特性と共に、ファインダー倍率の高さが重要になってくる。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL 35ミリF3.5 Macro Aモード f3.5 1/80秒 WB晴天 ISO200 JPEG

 ファインダー倍率が高いと、それだけMFでのピント合わせが楽になる。もちろん、倍率の高さだけじゃなくて、ファインダー面での“ピントの山”の見え具合も重要だけど。その見え具合が同等なら、やっぱファインダーはデカい方がイイ。現在、ボクはE-510を使ってるけど“ピントの山”の見え具合が、そんなに劣るとは思わない(E-3と比較しても)。でも、ファインダー倍率0.92倍…。これは1.15倍のE-3のファインダーと比べると、かなり小さく感じられる。

 実際、E-510に「35ミリF3.5マクロ」を装着して近接MF撮影をすると、シビアなピント位置が少しつかみにくい。大まかなピント位置まで追い込んで、フォーカスリングや身体の前後移動で、最後の微調節をするんだけど「このポイントで決まり!」という実感がなかなか湧かない。な~んとなく、ピントが合ってる幅が広いような…そんな感じがする。で、後でパソコンのモニターで拡大チェックすると、けっこうピンボケのカットが多いワケですよ(泣)。

 でも、E-3くらい大きいファインダーなら、ピントが合って見える“幅”が狭まって“点”に近づく。だから、撮影時に「今のカットはピントが合った」とか「ハズレた」というのが、何となく直感的にわかる。こういう感覚が得られるのって、マクロ派カメラマンにとっては、かなり重要なコトなんだよね。E-3は「測距点11点・全点ツインクロスセンサー」という優れたAF性能を持ってるけど、被写界深度が極端に浅いマクロ撮影(しかもボクなんかは、手持ち状態で絞り開放付近で撮ることが多い)では、構図決定とピント合わせを同時におこなう必要が出てくる。しかも、かなりシビアなレベルで…。そうなると、どうしても“MFモードが基本”になってくるから、ファインダーの仕様&性能が高いE-3クラスのカメラじゃないと、本腰を入れた撮影はムズカシイんですわ。

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設定によって「Fnボタン」の機能を変更できる。ココにAFとMFの切り換えを登録しておくと、瞬時にMFに(AFに)移行できる。そう、スーパーコンパネ上で切り換えるよりも…。

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ピンク色のシュウメイギク。その一輪をマクロ撮影する。ここでもシビアなピント合わせをしたいので、MFモードを選択した。で、肝心のピント位置だが、リング状の雄シベの“右側の中央あたり”を意識して合わせた。その実写結果も、満足できるものだった。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL 35ミリF3.5 Macro Aモード +0.3補正 f3.5 1/250秒 WB晴天 ISO100 JPEG

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2007年11月 8日 (木)

ついにE-3がやってきた!! 実写レポート①
『オリンパスE-3』

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シンプルで骨太なデザインのE-3ボディ。そのマグネシウム合金の質感や重みから“本気度”が伝わってくる。同時発売の「ZUIKO DIGITAL ED12-60ミリF2.8-4.0 SWD」とのバランスもバッチリ!!

 ついにボクの手元にやってきましたヨ! 『オリンパスE-3+ZUIKO DIGITAL ED12-60ミリF2.8-4.0 SWD』が!! このブログのレポート用に、メーカーから1週間ほどお借りしました。…ということで、しばらく集中的に「E-3実写レポート」をお送りしまーす!

 う~ん、この「E-3+ED12-60」の組み合わせ、かなりボリュームがあって重みも感じますナァ~(合計1385㌘)。でも、シャッターを切ってみると、その音や感触は意外なほど静かで軽快。ボクが持ってるE-510のシャッターは、感触は軽快だけど、甲高い音でちょっとウルサく感じられる。それと比較すると、このE-3のシャッター音は、軽快だけど上質な音で「フラッグシップ機に相応しい」と感じられたね。

 操作性に関しては、従来のEシリーズに慣れてる人なら、そう悩むことなく使えるハズ。スーパーコンパネ表示を見ながらOKボタンでダイレクトに設定に入れる点とか、他社にはない特長も共通。撮影モードなどは、スーパーコンパネ上では切り替えられないので、MODEボタンを押しながらダイヤルで切り替える。この撮影モード切り替えは、ちょっと違和感を感じたね。MODEボタンを押すと、上面のコントロールパネル表示に「P、A、S、M」の撮影モード表示と、連写・ノイズリダクション表示が出るんだけど。パネル上の表示位置は、撮影モードが前で連写は後ろ(マウント側が前)。だから、直感的に前ダイヤルを回しちゃう。ところが、前ダイヤルで切り替わるのは連写。撮影モードを切り替えるのは後ろダイヤルなんだよね。こういった点を、もう少し考慮して欲しかったナ。

 それにしても、大きくてクリアなファインダーと、キビキビしたシャッターは“撮影のリズム”を良くしてくれるよね。しかも、画質モードが「RAW+L」でも、記録メディアへの書き込み速度が速いので、連続的な撮影もストレスなくおこなえる。もちろん、記録メディアによって、その速度は変わってくるけどね。ちなみに、今回使ったのは「トランセンド226x・8GB」。

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実写した場所は、自宅にほど近い神代植物公園。そこで伊達淳一カメラマンと遭遇(彼の自宅も近いので、よくここで遭遇する)。でもって、彼が持っていたニコンD3と、ボクが持っていたオリンパスE-3で、ライブビュー撮りっこ対決(笑)。こっちは2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターなので、超ローポジ&ローアングルで勝負でいっ!

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この時季、神代植物公園は「菊祭り」ムード一色。これは入園口近くに飾ってあった菊。開放絞りで、狙った花の前後を大きくぼかす。ピント精度も良さそうだし、ファインダーもピントの合否がよくわかる。もちろん、画質も良好。AWBも優秀だったし、ハイライト部の白飛びが少なくなった(感じがする)のがウレシイ。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED12-60ミリF2.8-4.0 SWD(60ミリで撮影) Aモード +0.3補正 f4 1/640秒 AWB ISO100 JPEG

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2007年11月 6日 (火)

「E-3体感フェア」でAF追従性能を体感!!
『オリンパスE-3』

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ボディと同時発売の「ZUIKO DIGITAL ED12-60ミリF2.8-4.0 SWD」と「パワーバッテリーホルダー HLD-4」を装着したE-3を発見。さっそく触ってみますヨ。う~ん、本気度が高まってくる組み合わせだぁ~!

 先週の土曜日(11月3日)、六本木ヒルズで開催された『オリンパス新製品E-3体感フェア』に行ってきました。「六本木なんて、とんと縁のない街だなぁ」って常日頃から思っていたけど、ボクの自宅から意外と近いのね。携帯電話で検索したら、自宅から六本木までわずか35分だったもの(電車を1回乗り継ぎ)。

 ボクが会場に到着したのは、開始から約1時間後。すでに会場内にはワサワサ(←どういう表現だ?)と人が集まっていて、すぐにはその雰囲気に馴染めない。「これだけ人がいたら、もうE-3には触れないかも…」と思っていたが、会場には相当数のE-3が用意されていたので、会場内を適当にフラフラしていたら、割とすぐに空いてる「E-3+レンズ」を手にすることができたヨ。

 当ブログでも紹介してるけど、E-3にはすでに触って操作してるので、だいたいの感触や雰囲気は手と脳が覚えている。う~ん、やっぱ、視野率100㌫を誇る“ファインダーの出来の良さ”が、いちばん印象が強いかな。あと、ボディ本体や各操作部の、品質・質感の高さもイイ感じですなぁ~。2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターも大きなウリ。「この機能があればライブビューもさらに便利に使えるゼ」とか思いながら、パタパタ開いたり閉じたり、グリグリ回転させたり…もう、やりたい放題。あ、オリンパスの人と目が合っちゃった(苦笑)。んで、その人に聞いてみたら、ハードに操作しても十分に耐えられる設計になってるし、実際のテストもクリアしてきた、とのこと。頼もしい~!

 あっ、会場内の一角に、何やら楽しげなコーナーを発見! モデル撮影のコーナーにスタンバイするお嬢さん…ではなくて(笑)、その隣の隣の「鉄道ジオラマ」のコーナーですがな。素朴な田舎を走るレトロな列車。う~ん、よく出来てマス…。あ、そうじゃなくて! その走る列車を「E-3デ実写シテミマスカ~?」的なコーナーであった。この模型をそれなりにアップで撮るということは「高速で走る列車を、超望遠レンズで大きく引き寄せて撮る」に等しい撮影と言えるのでは? ファインダー内で列車を追いながら、それを実物に置き換えてイメージする。ふ~、このスピード感は予想以上だぞ。こんな速い被写体を、本当にAFで捉えられるんかい?

 ええ、捉えられましたヨ! 直線のいちばん遠いポイントからレリーズ開始。でもって「パシャパシャパシャ」と秒5コマの速度で撮影し続ける。そして、いちばん手前のカーブを曲がって、先頭部がフレーム外に出るまで撮影した。でもって、再生ボタンを押して、おそるおそる部分拡大…。おお~、遠いポイントから最接近ポイントまで、すべてフロント部にピタッとピントが合ってるヨ! くやしいけど、ボクが持ってるE-510には出来ない芸当だろうな。さあ、これは実写するのが楽しみっ!! …でも、いつ借りられるのでしょうかネ(苦笑)。

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『オリンパス新製品E-3体感フェア』の会場は、六本木ヒルズ・森タワー2Fの「hills cafe / SPSACE」。オッシャレーな場所でございました。

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ねっ、イイ感じの鉄道ジオラマでしょ? ここをグールグルと走り続ける列車を、手前に置かれた「E-3 + ZUIKO DIGITAL ED12-60ミリF2.8-4.0 SWD」でAF連写。もちろん、AF方式は「C-AF」で、測距点は中央を選択。ちなみに、カメラを構えてるのは、桃井一至カメラマン。会場で見つけて、無理矢理モデルに抜擢した(笑)。

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2007年11月 3日 (土)

凝った「1:1画像」撮影が楽しめるヨ!!
『ニコン クールピクスP5100』

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前モデル「P5000」のデザインを、まんま踏襲するP5100。でも、両者を見比べると、各パーツのカラーリングがけっこう違う。モードダイヤル、コマンドダイヤルとその周辺、レンズ鏡筒と周囲のリング…。こういったパーツが、P5000はキラキラのシルバーだが、P5100は黒や渋いガンメタっぽい色に変わっているのだ。

 以前、このブログでも紹介した「ニコン クールピクスP5000」は、スリムで軽快な高機能モデルである。その後継モデルが、今回紹介する『ニコン クールピクスP5100』デス。…って言われてもなぁ、ここまでデザインが変わらないと(各部のパーツの色は変わってるけど)、正直あんまり燃えないわな(苦笑)。光学3.5倍ズームニッコールレンズも同じだけど、CCDサイズの変更により、焦点域は「36~126ミリ相当」から「35~123ミリ相当」へ、ビミョーに変わってる。

 ええ、分かってますとも! 機能や仕様はきっちりアップしてるんだよネッ!! CCDの有効画素数は1000万画素から1210万画素に変更されてるし、最新のデジタル一眼レフD3やD300にも採用されているデジタル画像処理コンセプト「EXPEED」も採用。内蔵メモリも21MBから52MBにアップ。ああ、外から見えない所ばかりだわ(笑)。見える所の変更点はと言うと、前述の各部パーツの色と、ボディのカラーバリエーション。P5000はブラックとシルバーの2バリエーションだが、P5100はブラックのみ。どうです? …って、縮小してるじゃんかぁ~(泣)。

 まあ、CCDが12メガ化されたのを喜ぶ人も多いだろうし、各パーツの色変更で精悍さが増したのはウレシイかも…。でも、使ってみて、いちばんウレシかった…いや、楽しかったのは「1:1画像」設定で、正方形フォーマットの写真が撮れる点かな。実はですなー、ボクは意外と正方形フォーマットが好きなのよ。今でも6×6判の二眼レフ「ミノルタ オートコードⅢ」を持ってるし、それで撮った作品で個展も開いてるし。

 もちろん、カメラのデザインや操作スタイルは、6×6判二眼レフとは全然違うけど、撮影後のトリミングではなく、撮影時に正方形フォーマットで撮れるのはウレシイ。「白黒」モードでは、4種類のモノクロ用フィルターが使用でき、コントラストを調節したり、特定の色の明度を調節したりできる。これは、モノクロフィルムを使ってた人には懐かしい&便利な機能だよね(ボクも1980年台はモノクロがメインだった)。また、白黒に設定していても、カラー画像も同時に記録してくれる「カラー同時記録」が可能なのもウレシイねっ!

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はいっ、1:1画像で白黒モードで撮影しました。…でもって、撮影後のカメラ内加工で、黒フレームを付けてみたヨ(細、中、太、の3種類から選択できる)。もちろん、オリジナル画像とは別のデータとして保存される。 ◆ニコン クールピクスP5100 60ミリ相当(35ミリ判換算の値)で撮影 Pモード f5.5 1/207.5秒 ISO64 JPEG

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こちらは「カラー同時記録」によるカラー画像。ちなみに、撮影時のスルー画像は白黒だが、撮影直後のレビュー画面では「白黒→カラー」の順で、両方の画像が表示される。はいっ、こちらも撮影後のカメラ内加工で、黒フレームを付けてみました!

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2007年11月 1日 (木)

手ブレ補正能力…の前に描写性能をチェック
『タムロンAF28~300ミリF3.5-6.3XR Di VC』

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常用焦点域を広くカバーするAF28~300ミリF3.5-6.3XR Di VCは、キヤノンEOS5Dのような35ミリ判フルサイズ機に装着すると「広角から本格望遠まで、これ1本でOK!!」になる。ちなみに、ズームリングやフォーカスリングの動き・感触は良好!

 タムロン初の「手ブレ補正搭載」。しかも、広角から本格望遠までカバーする高倍率ズームということで、そのブレ補正能力がクローズアップされる…であろう『タムロンAF28~300ミリF3.5-6.3XR Di VC / Model A20』。すでに何度か触れてるように、望遠域でファインダー画面がピタッと止まるのは、わかっていても感心するし、望遠撮影での安定感・安心感もグーンと高まる。

 …でも、手ブレの心配が少なくなると、次はレンズの描写性能が気になってくる。そう、いくらブレてなくても、光学性能がメロメロだと話にならないからねー。なかでも、一般撮影で多用する28ミリ域と“高倍率ズームの真骨頂”である300ミリ域の描写性能は、特に気になる部分だよネ。使用ボディは、有効画素数1280万画素のフルサイズ機「キヤノンEOS5D」…というシビアな条件で、注目の高倍率ズームは、どんな描写を見せてくれるだろうか? まあ、人によって評価基準は違うだろうし、レンズはボクの私物だし…ということで、チェックの結果は、あくまでも参考までに!

 まず、広角28ミリ側の描写だが、周辺部を除く画面の主要部分は、開放F3.5から素晴らしくシャープな描写を見せてくれる。かなり「キレのイイ描写」である。で、周辺部はと言うと、さすがに開放付近はアマさが目立つ。周辺部までピシッとシャープに見せたいなら、F8くらいまで絞りたいところ。まあ、「アマい」と言っても、像が流れたりはしてないので、さほど見苦しくはないけどサ。

 望遠300ミリ側も、開放F6.3あたりは少しアマさが見られる。だが、こちらは「周辺部がアマい」といった感じではなく、全体的に少しソフトになる感じ。周辺部とかを見ると、少し色収差っぽさも見られるかなぁ。でも、ソフトさも色収差も、そんなに気になるレベルではない…と思う。F8以上に絞るとソフトっぽい感じはなくなるけど、広角28ミリのような「キレのイイ描写」まではいかない。それでも、事前に予想していたよりは高画質だったヨ。

 もしかしたら、メーカーや機種による“特性の差”みたいなモノもあるかもしれないけど、ボクが見たEOS5Dとのマッチングは、なかなか良好だったね。「う~、この焦点域はメロメロだなぁ」というズーム域は見当たらなかったし、絞り値の違いによる「細部のアラ」も、ドカンと拡大してチェックする以外は、そう気にならなかったし…。

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数㍍前のシャレた椅子を、300ミリでググッと引き寄せる。絞りは開放だが、周辺光量低下とか“ボケのクセ”などは、そう気にならなかった。 ◆キヤノンEOS5D 300ミリで撮影 Aモード f6.3 1/125秒 WB太陽光 ISO200 JPEG

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色鮮やかな大小のカボチャが木箱にゴロゴロ…な場面を、広角28ミリで見下ろすように撮る。手前(画面下部)の端までシャープに見せるため、F11まで絞り込んでみた。 ◆キヤノンEOS5D 28ミリで撮影 Aモード f11 1/60秒 WB太陽光 ISO100 JPEG

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背丈の高いパンパスグラスの穂を、望遠端300ミリの画角で切り取る。背後に広がる“黄色の葉”が、画面に彩りを与えてくれる。ボケ描写もイイ感じである。 ◆キヤノンEOS5D 300ミリで撮影 Aモード f8 1/100秒 WB太陽光 ISO100 JPEG

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